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【“重複”←『じゅうふく』と読まない!?】正しい読み方知ってましたか?①

ビジネス

日本語にはたくさんの漢字が存在し、それぞれ音読みと訓読みと二通りの読み方があります。漢字に続くひらがなや、漢字の組合せなど熟語によっては例外的な読み方に変わる場合もあります。

ここでは本来の読み方とは異なり、単語や、別の読み方が一般大衆に浸透し、誤りも間違いではない(=通じるため)とされている読み方などを紹介いたします。

日本語の本来の読み方を知ることで少しでも日本語に興味を持ったり、本を読み始めたけどこの読み方なんだろう?と検索してこのページに読み方を見に来た方がいらっしゃると嬉しいです。

なぜ読み間違いが起こるのか

似た部首を持った文字や、一般的な音訓読みに習って発音することによって誤った発語となることがあります。そして一般的な読み方が流通することで通じる言葉として成立します。

結果的に言葉は意思疎通を目的として使います。そのため、相手に伝えたい言葉を使うことができればokと広義的に捉えています。しかし、正しい日本語を知ることも大切なことです。読み方で言葉の成り立ちを知ることもできます。

新しいことばを知ったら誰かに自慢してみてください(ただし、必ずここに書いてある読みだけが正しくて、他が全て誤りだと言い切ることもできません)。

こういった本来の読みとは異なるが一般的に読まれている読み方を慣用読みといい、正解ではないものの、誤りでもないとしています。

 

正しい日本語とは

スマートフォンやPCなどで入力・変換しようとすると、正しいとされている読み方と、誤っている(こちらの方が一般的になっている場合も)読み方の両方の入力文字で変換できることも多々あります。ex)雰囲気など

どちらが正しい読み方かを知っていることも大事ですが、それよりも大事なのはコミュニケーションツールとして日本語を使用して相手に自分自身の意図する表現が伝わることです。それこそがことばをつかう最大限の目的です。

つまり、誤った読み方でもそちらが半数以上の方に読まれており一般的になった場合にはそちらの読み方の方が相手に意思が伝わる可能性が高くなります。

“ふんいき”と読むのが正しい読みですが、“ふいんき”と口語的には言いがちだったり、言いやすかったりします。そんな些細なことでも言葉は変化し、進化していきます。佳境のように数年経つと言葉の本来の意味が変わってしまうこともあります。

“ら”抜き言葉のように、時代に合わせた日本語を使うことも一種の美しさといえる場合もあり得るといえます。

読み間違いやすいことば一覧

下記に記載していることばは一般的な読み方が複数あり、どちらも日常生活で使用されていたり、誤った読み方で読まれることが多いことばです。

難読単語というと読み方が難しく分からない単語を指しますが、こちらは頻出単語であるためなんとなく当てはめて読んでしまった誤った読み方が普及した結果といえます。

しかし、言葉の一番の目的は相手に伝わることです。二人の間で“ふいんき”ということばの指す単語が“雰囲気”であるならば、それはそれで意思疎通が取れているといえます。

正しい読みを理解することも大切なので、正しい使い方もし知っておく、という方がが良いかな?と個人的には思います。

 

灰汁

よみ:あく

料理(茹でる・煮るなど)の際に食材から出る”苦味“や“えぐみ”、“渋み”、“臭み”などの元となるもの。主に野菜を水に晒す、肉を茹でることで灰汁を出すことができます。

・野菜の“灰汁”が出る。

 

あり得る(有り得る)

よみ:ありうる

ある物事の起こる可能性がある、起きても不思議ではない、という意味です。起こっても不思議ではない、起こっても良いなど、どちらかというと起こる期待の含まれたことばです。

文語“ありう”の連体形“ありうる”が終止形にも用いられ、変則的な下二段活用になっているため、扱いが難しく感じます。

否定系では“ありえない”と発音することから“ありえる”と読まれる傾向にありますが、そちらは慣用読みとなります。意味は通じるため、“ありえる”は日常会話でも使用されています。

・このままでは間に合わないということも“あり得る”。

・こんなことが起こるなんて“あり得ない”ことだ。

 

活魚(活け魚)

よみ:いけうお

いけすや水槽で食用に飼っておく魚。エビやカニなど魚以外も指すことがある。生き魚。活魚“かつぎょ”。

送り仮名を付けずに表記することも多々あり、“かつぎょ”と呼ばれることが多くなり一般的に“かつぎょ”で通じるでしょう。

関東では活きたままの魚を指しますが、関西では市場に出す直前に活きているいる魚ののどを切って活けたまま〆にしたものを指します。

『活魚料理』と書かれていると伝統的な読み方としては“いけうお”料理と読むことが多く、現在は“いきうお”料理と言うこともあります。

・“活魚”料理

 

依存心

よみ:いそんしん

誰か、あるいは何かに頼ろうとする気持ちのこと。

保存(ほぞん)という言葉があり、“いぞんしん”と読まれることがありますが、“いそんしん”と読みます。

・“依存心が”がある。

 

重複

よみ:ちょうふく

同じ物事が複数(二個、二回以上)重なること。

“じゅうふく”と言われる機会がよくありますが正しくは“ちょうふく”です。主に同じ行為、物事などが重なるという意味でビジネスシーンなどでは頻出する単語です。現代日本語では“じゅうふく”も多用されることから誤りではありません。

・意見が“重複”する。

同じ考えでも敢えて発言することで先に出た意見の強調を目的とする使い方をする意図もありますね。

 

雰囲気

よみ:ふんいき

その場に流れている、漂っている。気分や空気感のニュアンスのようなものを指す。

 

口語では“ふいんき”と使われることもあります。“ふいんき”と“ふんいき”のヒアリングをした際にも差がわかりにくいです。初めて聞いた時、口にする時は“ふいんき”の方がしっくりきますよね。

・職場の“雰囲気”が良い。

 

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