よみ:れんか
値段が安いこと。価値が低いこと。
単純に値段が安いことも言いますが、最近では廉価版というとローエンド(一番グレードやランクが低い商品)を指しているようなイメージがありますね。家電などでは機能を制限(減ら)して価格を抑えました、とか。
言葉の使用方法としては間違っていませんが、言葉の意味としては値段が単に安いことも含みます。
廉価とはメーカーなどの販売側が、安価とは購入側がいう安い、という差がありますね。
廉価版がある≠安価である
もちろんそのカテゴリーの中で安いことに変わりないのですが、例えば高級車(例えばベンツやポルシェのような)の一番下のグレード(販売側のいう廉価版)が1000万円で販売されていたとすると、世間一般でその価格が安価かというとそうではないでしょう。
誤読:けんか
“兼ねる”の字に似ていることから、音読みの“ケン”を取って『けんか』と読まれることがあります。
“廉”の字は音読みでは“レン”と読みます。
注意しましょう。
例
・この商品は廉価である。
・廉価版でも手が出せない。
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