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市販の目薬の選び方|目の疲れ・乾き・かゆみ・充血など症状別に解説

目の疲れ、乾き、かゆみ、充血などが気になるとき、ドラッグストアではさまざまな市販の目薬が販売されています。

しかし、目薬は商品によって含まれる成分や効能・効果が異なるため、「目が疲れたから、とりあえず目薬」という選び方では、症状に合った商品を選べないことがあります。

この記事では、市販の目薬に使われる主な成分の違いと、目の疲れ・乾き・かゆみ・充血などの症状に合わせた選び方、使用するときの注意点を解説します。

市販の目薬は症状に合わせて選ぶ

市販の目薬を選ぶときは、まず「何が一番つらいのか」を確認することが大切です。

主な症状 選ぶときの考え方
目の疲れ 目の疲れに対応する成分を含む商品を検討
目の乾き・異物感 涙液不足などによる乾燥に対応する商品を検討
目のかゆみ 抗アレルギー成分などを含む商品を検討
目の充血 充血の原因を確認し、症状に対応する商品を検討
コンタクトレンズ使用中の乾燥 コンタクトレンズ装用中に使用できる商品か確認

同じ「目薬」でも、疲れ目向け、乾燥向け、アレルギー向けなど目的が異なります。パッケージの「効能・効果」と「成分・分量」を確認して選びましょう。

目の疲れに使われる目薬

目を長時間使った後に疲れを感じる場合には、目の疲れに対応する市販の目薬が選択肢になります。

一般用点眼薬には、目の疲れなどを効能・効果として表示できる成分があります。

ビタミン類

目薬には、目の疲れなどを対象として、ビタミンB類やビタミンEなどを含む商品があります。

例えば、ネオスチグミンメチル硫酸塩は、目のピント調節に関係する成分として一般用点眼薬に使用されています。

ただし、商品によって配合成分や効能・効果が異なるため、成分名だけで選ぶのではなく、実際の商品表示を確認することが重要です。

目の乾きに使われる目薬

目が乾く、ゴロゴロする、異物感があるといった場合には、乾燥した目に対応する目薬が選択肢になります。

市販の目薬には、涙液の不足などによる目の乾きに対応する商品があります。

人工涙液タイプ

人工涙液タイプの目薬は、涙に近い成分を補う目的で使用されます。

目の乾きや異物感などが気になる場合に選択肢になりますが、商品によって使用できる症状や回数が異なります。

特に頻繁に点眼する場合は、使用回数や防腐剤の有無なども確認するとよいでしょう。

目のかゆみに使われる目薬

花粉やハウスダストなどによる目のかゆみには、アレルギー症状を対象とした目薬があります。

市販のアレルギー用点眼薬には、抗ヒスタミン成分や抗アレルギー成分などが含まれる商品があります。

抗ヒスタミン成分

抗ヒスタミン成分は、アレルギー反応による目のかゆみなどを抑える目的で使用されます。

代表的な成分として、クロルフェニラミンマレイン酸塩などがあります。

目のかゆみが強い場合には、単純な疲れ目用の目薬ではなく、アレルギー用の目薬を検討することが重要です。

抗アレルギー成分

アレルギー症状を抑える目的で、クロモグリク酸ナトリウムなどを含む点眼薬があります。

花粉など特定の時期に目のかゆみが出る場合は、アレルギー性結膜炎などが関係している可能性があります。

目の充血に使われる目薬

目が赤くなる「充血」には、さまざまな原因があります。

疲れ、乾燥、アレルギー、外部からの刺激などでも充血することがありますが、目の病気が原因で赤くなっている場合もあります。

そのため、単純に「充血しているから充血を抑える目薬」という選び方には注意が必要です。

血管収縮成分

市販の目薬には、目の充血を抑える目的で血管収縮成分が配合されている商品があります。

血管収縮成分は、結膜の血管を収縮させることで充血を目立ちにくくする目的で使用されます。

ただし、充血の原因そのものを治療する成分とは限りません。目の赤みが繰り返す場合や長期間続く場合は、原因を確認することが大切です。

目薬に使われる主な成分を比較

成分の種類 主な目的 主な症状
ビタミン類 目の疲れなどを改善 疲れ目
調節機能関連成分 目のピント調節に関係する働きを補助 目の疲れ
抗ヒスタミン成分 アレルギー症状を抑える 目のかゆみなど
抗アレルギー成分 アレルギー反応を抑える 花粉などによる目の症状
血管収縮成分 血管を収縮させて充血を抑える 目の充血
涙液補助成分など 目の乾燥を補う 目の乾き・異物感

実際の市販目薬では、これらの成分が単独ではなく複数配合されていることがあります。

そのため、商品名や「疲れ目用」「ドライアイ用」などの表示だけで判断せず、効能・効果と成分を確認することが大切です。

目の疲れと目の乾きはどう使い分ける?

「目が疲れた」と感じていても、その背景に目の乾燥があることがあります。

例えば、パソコンやスマートフォンを長時間使用して、目が乾く、ゴロゴロする、しょぼしょぼするなどの症状がある場合は、乾燥への対応を考えることができます。

一方、長時間の近業などでピント調節に伴う疲れを感じる場合は、目の疲れを効能・効果とする商品が選択肢になります。

「疲れ目」と「乾燥」は別々の症状ですが、同時に起こることもあります。

花粉症で目がかゆいときは?

花粉が飛散する時期に、目のかゆみ、充血、涙などが繰り返し起こる場合は、アレルギー性結膜炎などが考えられます。

この場合は、単純な疲れ目用の目薬ではなく、アレルギーによる目の症状を対象とした点眼薬を検討します。

市販のアレルギー用点眼薬には、抗ヒスタミン成分や抗アレルギー成分などを含む商品があります。

また、鼻水やくしゃみなどの鼻症状も同時にある場合は、鼻炎薬との使い分けも必要になります。

鼻炎薬については、以下の記事で詳しく解説しています。

コンタクトレンズを使っている場合の注意点

コンタクトレンズを使用している場合は、目薬なら何でも点眼できるわけではありません。

商品によって、コンタクトレンズを装用したまま使用できるものと、レンズを外してから使用するものがあります。

特にソフトコンタクトレンズなどでは、目薬の種類によって使用方法が指定されている場合があります。

コンタクトレンズを使用している人は、「コンタクトレンズ装用中に使用できるか」を必ず確認してください。

目薬を使うときの注意点

使用回数を守る

目薬は多く使えば効果が強くなるとは限りません。

商品ごとに1日の使用回数が設定されているため、記載された用法・用量を守って使用してください。

複数の目薬を使う場合は成分を確認する

複数の目薬を使う場合、同じ成分が重複する可能性があります。

疲れ目用、乾燥用、アレルギー用などを自己判断でいくつも重ねるのではなく、必要な目薬を整理して使用することが大切です。

複数の目薬を使用する必要がある場合は、薬剤師や登録販売者、眼科医に相談してください。

目薬の容器の先端を目やまぶたにつけない

点眼するときに容器の先端が目やまぶたに触れると、容器内に細菌などが入り込む可能性があります。

点眼するときは、容器の先端が目に触れないように使用してください。

家族で同じ目薬を使い回さない

目薬は個人で使用するものです。

家族で共有すると、容器の先端を介して感染につながる可能性があるため、同じ目薬を使い回すことは避けてください。

目薬を使っても改善しないときは?

市販の目薬は、すべての目の症状に対応できるわけではありません。

目の痛みが強い、視力が低下した、視野に異常を感じる、光がまぶしく感じる、目やにが多い、症状が長く続くなどの場合は、単なる疲れ目や乾燥ではない可能性があります。

このような場合は、市販の目薬を使い続けるのではなく、眼科などの医療機関を受診してください。

市販の目薬の選び方まとめ

市販の目薬は、症状に合わせて成分を選ぶことが大切です。

  • 目の疲れには疲れ目を効能・効果とする商品を検討する
  • 目の乾きには人工涙液タイプなどを検討する
  • 目のかゆみには抗ヒスタミン成分や抗アレルギー成分を含む商品がある
  • 充血用の目薬には血管収縮成分を含む商品がある
  • コンタクトレンズ装用中に使用できるか確認する
  • 複数の目薬を使う場合は成分の重複に注意する
  • 用法・用量を守って使用する
  • 強い痛みや視力低下などがある場合は眼科を受診する

「目薬ならどれでも同じ」ではありません。目の疲れなのか、乾燥なのか、アレルギーによるかゆみなのか、充血なのかを確認して、症状に合った商品を選びましょう。

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参考資料

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