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登録販売者試験 第2章完全攻略⑳|病気等に対する抵抗力の低下等を徹底解説

 

登録販売者試験第2章「人体の働きと医薬品」では、医薬品によって起こる重篤な副作用について、その症状や早期発見、適切な対応を理解することが重要です。

第2章⑳では、「病気等に対する抵抗力の低下等」について学びます。

医薬品の使用が原因となって、血液中の白血球や血小板が減少することがあります。

白血球の一種である好中球が減少すると、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなり、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感などの症状が現れることがあります。

また、血小板が減少すると、血液が止まりにくくなり、鼻血、歯ぐきからの出血、手足の青あざ、口腔粘膜の血腫、月経過多などが現れることがあります。

いずれも初期症状を見逃して原因医薬品の使用を継続すると、重症化する可能性があります。

そのため、登録販売者は症状の特徴を理解し、医薬品の使用後に異常が現れた場合には、副作用の可能性を考えて適切な受診につなげることが重要です。

特に、

・白血球(好中球)の減少
・感染に対する抵抗力の低下
・突然の高熱
・悪寒
・喉の痛み
・口内炎
・倦怠感
・重症の細菌感染
・血小板の減少
・鼻血
・歯ぐきからの出血
・手足の青あざ(紫斑)
・口腔粘膜の血腫
・月経過多
・原因医薬品の使用中止と受診

は、登録販売者試験で重要なポイントです。

本記事では、「病気等に対する抵抗力の低下等」について、試験で判断しやすいように整理して解説します。

 

この記事で学べること

この記事では、次の内容を整理します。

・病気等に対する抵抗力の低下とは何か
・白血球と好中球
・白血球減少による感染への影響
・突然の高熱や悪寒
・喉の痛みや口内炎
・重症の細菌感染
・ステロイド性抗炎症薬や抗癌薬
・風邪との見分けが難しい理由
・血小板減少
・出血しやすくなる症状
・鼻血、歯ぐきからの出血、紫斑
・口腔粘膜の血腫、月経過多
・疑われる場合の対応
・試験で間違えやすいポイント
・予想問題

 

病気等に対する抵抗力の低下とは

医薬品の使用が原因で血液中の白血球、特に好中球が減少すると、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなることがあります。

その結果、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感などの症状が現れることがあります。

初期には一般的なかぜなどの症状と見分けることが難しいため、副作用であることに気付かず、原因医薬品の使用を継続してしまうことがあります。

 

白血球と好中球

白血球は、感染症などから体を守る働きに関わる血液中の細胞です。

そのうち好中球が減少すると、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなることがあります。

登録販売者試験では、「好中球の減少」と「感染に対する抵抗力の低下」を結びつけて覚えておくことが重要です。

 

突然の高熱や悪寒に注意する

好中球の減少によって感染に対する抵抗力が弱くなると、突然の高熱や悪寒などが現れることがあります。

単なる発熱と考えず、医薬品を一定回数または一定期間使用した後に症状が出現した場合には、副作用の可能性を考える必要があります。

 

喉の痛みや口内炎が現れることがある

病気等に対する抵抗力の低下では、突然の高熱や悪寒だけでなく、喉の痛みや口内炎、倦怠感などが現れることがあります。

これらは一般的なかぜでもみられる症状ですが、医薬品を一定回数または一定期間使用した後に出現した場合には、副作用の可能性を考慮することが重要です。

 

重症の細菌感染を繰り返すことがある

好中球の減少によって感染に対する抵抗力が弱くなる状態が進行すると、重症の細菌感染を繰り返し、致命的となることもあります。

そのため、初期症状を「ただの風邪」と判断して放置しないことが重要です。

 

原因となることが知られている医薬品

厚生労働省の手引きでは、ステロイド性抗炎症薬や抗癌薬などが、感染に対する抵抗力の低下をもたらすことが知られているとされています。

登録販売者試験では、これらの医薬品と易感染性を結びつけて覚えておきましょう。

 

かぜ等の症状と見分けにくい

病気等に対する抵抗力の低下は、初期においてはかぜ等の症状と見分けることが難しいという特徴があります。

そのため、原因医薬品の使用を漫然と継続してしまい、症状を悪化させる場合があります。

医薬品を一定回数または一定期間使用した後に突然高熱などの症状が出現した場合には、医薬品の副作用の可能性を考えることが重要です。

 

疑われる場合の対応

医薬品を一定回数または一定期間使用した後に、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感などの症状が現れた場合には、医薬品の副作用の可能性を考慮する必要があります。

このような場合には、その医薬品の使用を中止して、血液検査ができる医師の診断を受ける必要があります。

「かぜのような症状だから、しばらく薬を使い続ける」という判断は避けることが重要です。

 

血小板の減少にも注意する

医薬品の使用が原因で、血液中の血小板が減少することもあります。

血小板は血液を固めて出血を止める働きに関係しているため、血小板が減少すると出血しやすくなることがあります。

厚生労働省の手引きでは、血小板減少によって、鼻血、歯ぐきからの出血、手足の青あざ(紫斑)、口腔粘膜の血腫などの内出血や、経血が止まりにくい月経過多などの症状が現れることがあるとされています。

 

鼻血や歯ぐきからの出血

血小板が減少すると、鼻血や歯ぐきからの出血が現れることがあります。

普段は起こらないような出血が繰り返される場合には、血小板減少などの副作用の可能性を考える必要があります。

 

青あざ(紫斑)や口腔粘膜の血腫

血小板が減少すると、手足などに青あざ(紫斑)が現れたり、口腔粘膜に血腫が生じたりすることがあります。

外傷を受けた覚えがないのに青あざが増える場合などには、出血傾向の可能性に注意が必要です。

 

月経過多にも注意する

血小板が減少すると、経血が止まりにくくなり、月経過多が現れることがあります。

そのため、女性では月経の変化も重要な確認事項となります。

 

重篤な病態への進行を防ぐ

血小板の減少が進行すると、重篤な出血につながる可能性があります。

厚生労働省の手引きでは、脳内出血等の重篤な病態への進行を予防するため、何らかの症状に気付いたときは、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止して、早期に医師の診療を受ける必要があるとされています。

 

試験で覚えておきたいポイント

第2章⑳では、次のポイントを押さえておきましょう。

① 医薬品の使用が原因で白血球(好中球)が減少することがある

② 好中球が減少すると、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなる

③ 突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感などが現れることがある

④ 進行すると重症の細菌感染を繰り返し、致命的となることもある

⑤ ステロイド性抗炎症薬や抗癌薬などが易感染性をもたらすことが知られている

⑥ 初期にはかぜ等の症状と見分けることが難しい

⑦ 医薬品を一定回数または一定期間使用した後に症状が出現した場合には、副作用の可能性を考慮する

⑧ 白血球減少が疑われる場合には、その医薬品の使用を中止して、血液検査ができる医師の診断を受ける

⑨ 医薬品の使用が原因で血小板が減少することもある

⑩ 血小板減少では、鼻血、歯ぐきからの出血、手足の青あざ(紫斑)、口腔粘膜の血腫、月経過多などが現れることがある

⑪ 血小板減少による症状に気付いた場合には、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止して、早期に医師の診療を受ける

 

試験で間違えやすいポイント

「好中球が減少すると感染に対する抵抗力が弱くなる」

→正しい

好中球が減少すると、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなることがあります。

「好中球が減少すると突然の高熱や悪寒が現れることがある」

→正しい

突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感などが現れることがあります。

「かぜのような症状があれば、副作用の可能性を考える必要はない」

→誤り

初期にはかぜ等の症状と見分けることが難しいため、医薬品を一定回数または一定期間使用した後に症状が現れた場合には、副作用の可能性を考慮する必要があります。

「血小板が減少すると出血しやすくなることがある」

→正しい

鼻血、歯ぐきからの出血、手足の青あざ(紫斑)、口腔粘膜の血腫、月経過多などの症状が現れることがあります。

「血小板が減少しても脳内出血等の重篤な病態に進行することはない」

→誤り

重篤な病態への進行を予防するため、症状に気付いたときには原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止し、早期に医師の診療を受ける必要があります。

 

予想問題

 

問1

医薬品の使用による白血球減少について、正しいものはどれか。

① 感染に対する抵抗力が強くなる
② 感染に対する抵抗力が弱くなることがある
③ 必ず血小板が増加する
④ 必ず皮膚症状だけが現れる

答え:②

 

解説

医薬品の使用が原因で血液中の白血球(好中球)が減少すると、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなり、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感などが現れることがあります。

 

問2

白血球減少が疑われる症状として、正しいものはどれか。

① 突然の高熱や悪寒
② 視力の改善
③ 食欲の増加のみ
④ 必ず血圧が低下する

答え:①

 

解説

白血球(好中球)の減少によって感染に対する抵抗力が弱くなると、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感などが現れることがあります。

 

問3

血小板減少によって現れることがある症状はどれか。

① 鼻血や歯ぐきからの出血
② 体温の低下のみ
③ 視力の改善
④ 食欲増進

答え:①

 

解説

血小板が減少すると、鼻血、歯ぐきからの出血、手足の青あざ(紫斑)、口腔粘膜の血腫、月経過多などの出血症状が現れることがあります。

 

問4

病気等に対する抵抗力の低下について、誤っているものはどれか。

① 初期にはかぜ等の症状と見分けることが難しい
② 原因医薬品を漫然と継続して症状が悪化する場合がある
③ 医薬品を一定期間使用した後に突然症状が現れても、副作用とは考えなくてよい
④ 血液検査ができる医師の診断を受ける必要がある場合がある

答え:③

 

解説

医薬品を一定回数または一定期間使用した後に症状が出現した場合には、副作用の可能性を考慮する必要があります。その場合には、原因医薬品の使用を中止して、血液検査ができる医師の診断を受ける必要があります。

 

問5

血小板減少が疑われる場合の対応として、正しいものはどれか。

① 原因と考えられる医薬品を継続して使用する
② 症状が強くなるまで様子を見る
③ 原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止して、早期に医師の診療を受ける
④ 別の一般用医薬品を追加して使用する

答え:③

 

解説

血小板減少による症状に気付いたときは、重篤な病態への進行を予防するため、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止して、早期に医師の診療を受ける必要があります。

 

まとめ

登録販売者試験第2章⑳では、「病気等に対する抵抗力の低下等」について、白血球(好中球)の減少と血小板の減少を中心に理解しておきましょう。

特に重要なのは、

① 好中球が減少すると、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなる

② 突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感などが現れることがある

③ 進行すると重症の細菌感染を繰り返し、致命的となることもある

④ ステロイド性抗炎症薬や抗癌薬などが易感染性をもたらすことが知られている

⑤ 初期にはかぜ等の症状と見分けることが難しい

⑥ 医薬品を一定回数または一定期間使用した後に症状が現れた場合には、副作用の可能性を考慮する

⑦ 白血球減少が疑われる場合には、その医薬品の使用を中止して、血液検査ができる医師の診断を受ける

⑧ 血小板が減少すると、鼻血、歯ぐきからの出血、手足の青あざ(紫斑)、口腔粘膜の血腫、月経過多などが現れることがある

⑨ 血小板減少による症状に気付いた場合には、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止して、早期に医師の診療を受ける

というポイントです。

「病気等に対する抵抗力の低下等」は、かぜに似た症状と出血症状の両方が試験問題に出題されやすいため、それぞれの症状を白血球(好中球)の減少と血小板の減少に結びつけて覚えておきましょう。

登録販売者は、医薬品の使用後に突然の高熱や悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感、鼻血、歯ぐきからの出血、青あざなどが現れた場合には、副作用の可能性を考え、適切に医師の診療につなげることが重要です。

 

参考資料

厚生労働省「登録販売者試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月)」

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