自閉症という言葉を聞いたことはありますか?
ここでは自閉症とHSPの違いについて解説しています。
HSPの概要などはこちら
自閉症とHSPの関係性について
自閉症と聞くとコミュニケーションをとることが難しいとか、芸術などその他の面で活躍できるセンスを持った人もいる。
そういうイメージをする方もいらっしゃるかもしれません。自閉症とは一言で表現すると【発達障害】です。しかし一言ではとても説明しきれません。
自閉症(自閉スペクトラム症)とは
自閉症スペクトラム症とは、『自閉症・高機能自閉症・アスペルガー症候群』を総称する呼称で、他者との境界線をはっきりと区別できず、【自分の感情のコントロール・物事に集中する・他人の表情から感情を理解する】などが苦手な方が多いです。また、感情のコントロールができないというのは就学前から小学生低学年の頃の子どもに似ており、自閉症の方が大人になっても子供っぽさが残る傾向にあります。
ここではHSPを中心に話を進めますが、また機会があれば自閉症についても書きたいと思います。
HSPと自閉症との違いは感情を読み取る能力
大きく異なる点としては、相手の感情を読み取る能力に長けているか否かです。HSPは相手の感情についてとても敏感な点が特徴です。
これはHSPにもいえることですが、人とコミュニケーションをとる際、相手に意思を伝えることに時間がかかります。そのためHSPと自閉症が混同されることもあります。
その原因として、HSPは物事を深く考え、思考に時間を要します。また自閉症だと言語や知的な障害を持つ場合もあり、どちらも複雑な質問に即答するのが難しいなどという観点から、表面上は違いを感じにくいでしょう。
しかしHSPは人一倍感受性が強く、人一倍深く物事を考えるため初めての仕事や作業などは苦手としますが、一度覚えてしまうと理解度などは一般の人よりも深くなる傾向にあるため、ものすごい力を発揮します。
もしかしてHSPかも?
もしかしてHSPかも?と思ったら特徴に当てはまるか確認してみてください。自閉症などの最終診断は医師が行いますが、HSPは気質であるためセルフチェックによってその傾向が強いかどうかという判断基準となります。