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登録販売者試験 第2章完全攻略㉚|人体の働きと医薬品 総まとめ・一問一答

登録販売者試験第2章「人体の働きと医薬品」では、人体の各器官の構造や働き、医薬品が体内でどのように作用するのか、そして副作用としてどのような症状が現れるのかを幅広く学びます。

第2章では、消化器系、呼吸器系、循環器系、泌尿器系、感覚器系、神経系、皮膚や骨格、筋肉などの人体の構造と働きから、薬の生体内運命、薬の体内での働き、剤形ごとの違い、さらに重篤な副作用まで扱います。

そのため、単語を一つずつ暗記するだけではなく、「どの器官にどのような働きがあるのか」「どの副作用でどの症状が現れるのか」を関連づけて覚えることが重要です。

本記事では、第2章で学習した重要事項を一問一答形式で総復習します。

試験直前の確認や、苦手分野の発見にも活用してください。

 

第2章の重要分野

第2章では、大きく次の内容を学習します。

・消化器系の構造と働き
・呼吸器系の構造と働き
・循環器系の構造と働き
・泌尿器系の構造と働き
・目、鼻、耳の構造と働き
・外皮系、骨格系、筋組織
・中枢神経系、末梢神経系
・薬の生体内運命
・薬の体内での働き
・剤形ごとの違いと適切な使用方法
・重篤な副作用
・精神神経系に現れる副作用
・消化器系など体の局所に現れる副作用

特に副作用については、「症状」と「副作用名」を結びつけて覚えておくことが重要です。

 

一問一答① 人体の構造と働き

問1

胃で分泌される消化液は何か。

答え:胃液

 

解説

胃では胃液が分泌され、食物の消化に関わります。

 

問2

胃液に含まれ、タンパク質の消化に関わる消化酵素は何か。

答え:ペプシン

 

解説

ペプシンは胃液に含まれる消化酵素で、タンパク質の消化に関わります。

 

問3

栄養素の吸収が主に行われる器官はどこか。

答え:小腸

 

解説

小腸は、消化された栄養素を吸収する重要な器官です。

 

問4

肺胞で行われる重要な働きは何か。

答え:酸素と二酸化炭素のガス交換

 

解説

肺胞では、吸い込んだ空気中の酸素を血液中に取り込み、血液中の二酸化炭素を外気へ排出するガス交換が行われます。

 

問5

血液を全身へ送り出すポンプとして働く器官は何か。

答え:心臓

 

解説

心臓は収縮と拡張を繰り返し、血液を全身へ送り出します。

 

問6

腎臓でつくられ、体外へ排出される液体は何か。

答え:尿

 

解説

腎臓は血液から不要な物質をこし取り、尿をつくります。

 

問7

皮膚の最も外側にある層は何か。

答え:表皮

 

解説

皮膚は大きく表皮、真皮、皮下組織から構成されています。

 

問8

赤血球が主に担う働きは何か。

答え:酸素の運搬

 

解説

赤血球に含まれるヘモグロビンは、酸素を結びつけて全身へ運搬します。

 

問9

白血球の主な働きは何か。

答え:感染防御などの免疫機能

 

解説

白血球は、細菌やウイルスなどから体を守る働きに関わります。

 

問10

血小板は主に何に関わるか。

答え:血液を固めて出血を止める働き

 

解説

血小板は血液凝固に関わり、出血を止める働きをします。

 

一問一答② 神経系と自律神経

問11

脳や脊髄からなる神経系を何というか。

答え:中枢神経系

 

解説

中枢神経系は脳と脊髄から構成され、全身の情報処理や調整に関わります。

 

問12

脳や脊髄と身体各部をつなぐ神経系を何というか。

答え:末梢神経系

 

解説

末梢神経系は、中枢神経系と身体各部との間で情報を伝達します。

 

問13

交感神経が優位になると、一般に心拍数はどうなるか。

答え:増加する

 

解説

交感神経は、身体を活動的な状態にする方向に働き、一般に心拍数を増加させます。

 

問14

副交感神経が優位になると、一般に消化管の働きはどうなるか。

答え:促進される

 

解説

副交感神経は、休息・消化の方向へ身体を調整し、消化管の働きを促進します。

 

問15

交感神経の節後線維から主に放出される神経伝達物質は何か。

答え:ノルアドレナリン

 

解説

交感神経の節後線維では、主にノルアドレナリンが神経伝達物質として働きます。ただし、汗腺では例外的にアセチルコリンが使われます。

 

一問一答③ 薬の生体内運命

問16

医薬品が体内に取り込まれる過程を何というか。

答え:吸収

 

解説

医薬品の有効成分が体内に取り込まれる過程を吸収といいます。

 

問17

医薬品の成分が肝臓などで化学的に変化を受けることを何というか。

答え:代謝

 

解説

医薬品の成分は、主に肝臓などで代謝を受けます。

 

問18

医薬品の成分が体外へ排出される過程を何というか。

答え:排泄

 

解説

医薬品の成分や代謝物は、尿や胆汁などを介して体外へ排泄されます。

 

問19

肝臓を通過した後に全身循環へ入る前に代謝を受けることを何というか。

答え:肝初回通過効果

 

解説

経口投与された成分の一部は、消化管から吸収された後、肝臓を通過する際に代謝を受けます。これを肝初回通過効果といいます。

 

問20

血液中で医薬品の成分と結合することがあるタンパク質は何か。

答え:血漿タンパク質

 

解説

医薬品の成分には、血液中で血漿タンパク質と結合するものがあります。結合型と遊離型の存在を理解しておきましょう。

 

一問一答④ 薬の体内での働き・剤形

問21

医薬品の作用点として代表的なものは何か。

答え:受容体、酵素、トランスポーターなど

 

解説

医薬品は、受容体、酵素、トランスポーターなどに作用することで、さまざまな生体反応を引き起こします。

 

問22

薬の血中濃度が一定以上になると効果が現れ始める目安となる濃度を何というか。

答え:最小有効濃度

 

解説

最小有効濃度は、薬の効果が現れ始める目安となる血中濃度です。

 

問23

薬の血中濃度が高くなりすぎると、どうなる可能性があるか。

答え:副作用などの有害反応が生じる可能性がある

 

解説

薬の血中濃度が必要以上に高くなると、副作用などの有害反応が生じる可能性があります。

 

問24

口の中で噛まずに溶かして使用する剤形の一つは何か。

答え:トローチ

 

解説

トローチは、口腔内で徐々に溶かして使用する剤形です。

 

問25

液体の剤形のうち、飲みやすさを考慮して使用されるものとして代表的なものは何か。

答え:内服液・シロップ剤など

 

解説

内服液やシロップ剤などは液状の剤形で、嚥下しやすいという特徴があります。

 

一問一答⑤ 重篤な副作用

問26

ショックの一種として重要な副作用は何か。

答え:アナフィラキシー

 

解説

アナフィラキシーは、医薬品などに対する急激なアレルギー反応で、重篤化するとアナフィラキシーショックに至ることがあります。

 

問27

SJSは何の略か。

答え:スティーブンス・ジョンソン症候群

 

解説

SJSは皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)の略称です。

 

問28

TENは何の略か。

答え:中毒性表皮壊死融解症

 

解説

TENは中毒性表皮壊死融解症を指します。38℃以上の高熱、広範囲の皮膚の発赤、全身の10%以上に及ぶ水疱、皮膚の剥離、びらんなどが重要です。

 

問29

肝機能障害で皮膚や白眼が黄色くなる症状を何というか。

答え:黄疸

 

解説

黄疸は、ビリルビンが血液中に滞留することなどによって、皮膚や白眼が黄色くなる状態です。

 

問30

偽アルドステロン症では、体内のカリウムはどうなるか。

答え:失われる

 

解説

偽アルドステロン症では、ナトリウムと水が体内に貯留し、カリウムが失われます。

 

問31

好中球が減少すると、何に対する抵抗力が低下するか。

答え:感染に対する抵抗力

 

解説

好中球が減少すると、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなり、突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感などが現れることがあります。

 

問32

血小板が減少すると、どのような症状に注意する必要があるか。

答え:鼻血、歯ぐきからの出血、紫斑、口腔粘膜の血腫、月経過多など

 

解説

血小板が減少すると、血液を固める働きが低下し、さまざまな出血症状が現れることがあります。

 

一問一答⑥ 精神神経系に現れる副作用

問33

精神神経障害で現れることがある症状を3つ挙げよ。

答え:不眠、不安、震え(振戦)、興奮、眠気、うつなど

 

解説

精神神経障害では、物事に集中できない、落ち着きがなくなるほか、不眠、不安、震え、興奮、眠気、うつなどが現れることがあります。

 

問34

眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後、避けるべきことは何か。

答え:乗物や危険な機械類の運転操作

 

解説

眠気が運転や危険な機械類の操作中に生じると、重大な事故につながる可能性があるため、これらの作業に従事しないよう注意が必要です。

 

問35

無菌性髄膜炎で特徴的な症状の組み合わせは何か。

答え:首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐、意識混濁など

 

解説

無菌性髄膜炎は多くの場合急性に発症し、首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐、意識混濁などが現れます。

 

一問一答⑦ 消化器系に現れる副作用

問36

消化器系に現れる副作用で、口内炎がみられることがある重篤な副作用は何か。

答え:病気等に対する抵抗力の低下など、白血球減少に伴う感染症状

 

解説

口内炎は、好中球減少による感染に対する抵抗力の低下で現れることがあります。副作用の症状は一つだけで判断せず、発熱や悪寒などと合わせて考えることが重要です。

 

問37

消化器系の副作用で、食欲不振、吐きけ、嘔吐などが現れることがある。

答え:正しい

 

解説

医薬品の副作用では、消化器系にさまざまな症状が現れることがあります。症状の種類や重症度に応じて適切な対応が必要です。

 

一問一答⑧ 呼吸器・循環器・泌尿器・感覚器・皮膚

問38

間質性肺炎で重要な症状は何か。

答え:息切れ、息苦しさ、空咳、発熱

 

解説

間質性肺炎では、息切れ、息苦しさ、空咳、発熱などが現れることがあります。特に「空咳」は重要なキーワードです。

 

問39

うっ血性心不全で注意すべき症状を3つ挙げよ。

答え:息切れ、足のむくみ、急な体重の増加など

 

解説

うっ血性心不全では、息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などが現れることがあります。

 

問40

不整脈に伴う失神(意識消失)は軽い症状として扱ってよい。

答え:誤り

 

解説

不整脈による失神は、生死に関わる危険な不整脈を起こしている可能性があるため、緊急性の高い状態として対応します。

 

問41

腎障害では尿量が必ず減少する。

答え:誤り

 

解説

腎障害では尿量が減少することもありますが、逆に一時的に尿が増えることもあります。

 

問42

尿意があるのに尿が全く出ない状態を何というか。

答え:尿閉

 

解説

排尿困難が進行すると尿閉となり、下腹部が膨満して激しい痛みを感じることがあります。

 

問43

急性緑内障発作で注意すべき症状は何か。

答え:眼痛、眼の充血、急激な視力低下

 

解説

抗コリン作用がある成分によって眼圧が上昇すると、急性緑内障発作を起こし、眼痛や眼の充血に加えて急激な視力低下を来すことがあります。

 

問44

接触皮膚炎は医薬品が触れた部分に限局して現れることがある。

答え:正しい

 

解説

接触皮膚炎は、医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じ、正常な皮膚との境界がはっきりしているのが特徴です。

 

問45

薬疹では、原因医薬品を使用し続けることが基本である。

答え:誤り

 

解説

薬疹が疑われる場合は、重篤な病態への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を直ちに中止します。

 

副作用を症状から判断する重要ポイント

第2章の副作用は、症状から副作用名を判断できるようにしておくと得点につながります。

アナフィラキシー
→ じんましん、呼吸困難、血圧低下、意識障害など

SJS・TEN
→ 高熱、皮膚の発赤、眼や口腔粘膜の異常など

肝機能障害
→ 倦怠感、黄疸、発熱、発疹、皮膚の掻痒感、吐きけなど

偽アルドステロン症
→ 手足の脱力、血圧上昇、むくみ、こむら返りなど

好中球減少
→ 突然の高熱、悪寒、喉の痛み、口内炎、倦怠感など

血小板減少
→ 鼻血、歯ぐきからの出血、紫斑、血腫、月経過多など

無菌性髄膜炎
→ 首筋のつっぱりを伴う激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐、意識混濁など

間質性肺炎
→ 息切れ、息苦しさ、空咳、発熱

うっ血性心不全
→ 息切れ、足のむくみ、急な体重増加、ピンク色の痰など

不整脈
→ めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、脈の欠落など

腎障害
→ 尿量の異常、むくみ、血尿など

排尿困難・尿閉
→ 尿勢低下、排尿困難、残尿感、尿が全く出ないなど

眼圧上昇
→ 眼痛、眼の充血、急激な視力低下など

接触皮膚炎
→ 接触部位に限局した発疹・発赤、腫れ、水疱・ただれなど

 

試験直前に覚えておきたい最重要ポイント

① 空咳=間質性肺炎

② ピンク色の痰=うっ血性心不全

③ 失神=危険な不整脈の可能性

④ 尿意があるのに尿が出ない=尿閉

⑤ 眼痛・眼の充血・急激な視力低下=急性緑内障発作

⑥ 38℃以上の高熱+眼や粘膜の異常=SJS・TENを疑う

⑦ 黄疸=肝機能障害の重要な症状

⑧ カリウム喪失+ナトリウム・水の貯留=偽アルドステロン症

⑨ 突然の高熱・悪寒・喉の痛み=好中球減少による感染リスクを考える

⑩ 鼻血・歯ぐきからの出血・紫斑=血小板減少を考える

⑪ 首筋のつっぱり+激しい頭痛=無菌性髄膜炎

⑫ 接触部位に限局した皮膚炎=接触皮膚炎

 

まとめ

登録販売者試験第2章では、人体の構造と働きだけでなく、薬が体内でどのように吸収・代謝・排泄されるのか、どのように作用するのか、そしてどのような副作用が現れるのかまで幅広く出題されます。

特に副作用については、単語だけを暗記するのではなく、「症状→副作用名」「副作用名→特徴的な症状」の両方向から答えられるようにしておきましょう。

また、重篤な副作用では、早期発見と原因医薬品の使用中止、適切な医療機関への受診につなげるという対応も重要です。

第2章の重要事項を繰り返し確認し、それぞれの器官の働きと副作用を関連づけて覚えることで、単純な暗記問題だけでなく、症状から判断する問題にも対応しやすくなります。

第2章を仕上げるためには、今回の一問一答を繰り返し解き、間違えた部分を各テーマの記事に戻って復習することが重要です。

 

参考資料

厚生労働省「登録販売者試験問題の作成に関する手引き(令和8年4月)」

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