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葛根湯とは?|効能・飲み方・注意点・副作用をわかりやすく解説

葛根湯とは?|効能・飲み方・注意点・副作用をわかりやすく解説

葛根湯(かっこんとう)は、かぜのひきはじめなどに用いられる代表的な漢方薬です。

ドラッグストアでも販売されているため、「風邪をひいたら葛根湯」と考えている人もいるかもしれません。

しかし、葛根湯はどんな風邪にも使えるわけではなく、体力や症状の現れ方などを考慮して使用することが大切です。

この記事では、葛根湯に含まれる生薬、効能・効果、飲み方、注意したい副作用や、葛根湯が向いているケースについて解説します。

葛根湯とは?

葛根湯は、葛根(かっこん)をはじめとする7種類の生薬から構成される漢方処方です。

一般用漢方製剤では、比較的体力がある人の感冒、鼻かぜ、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛みなどに用いられる処方として知られています。

特に、発汗が十分ではないかぜのひきはじめなどに使用されることがあります。

ただし、すべてのかぜに葛根湯が適しているわけではありません。

葛根湯に含まれる生薬

葛根湯は、一般的に次の7種類の生薬から構成されています。

  • 葛根(カッコン)
  • 麻黄(マオウ)
  • 桂皮(ケイヒ)
  • 芍薬(シャクヤク)
  • 甘草(カンゾウ)
  • 大棗(タイソウ)
  • 生姜(ショウキョウ)

これらの生薬を組み合わせた処方が葛根湯です。

市販されている葛根湯は、メーカーや製品によって1日量や剤形、添加物などが異なります。実際に使用するときは、購入した商品の添付文書を確認してください。

葛根湯の「葛根」って何?

葛根は、クズの根を基原とする生薬です。

葛根湯という名前は、この葛根が処方に含まれていることに由来します。

葛根だけを使用するのではなく、麻黄、桂皮、芍薬、甘草、大棗、生姜などと組み合わせて葛根湯という一つの処方になっています。

葛根湯の効能・効果

一般用漢方製剤の葛根湯は、比較的体力がある人の次のような症状に用いられます。

  • 感冒
  • 鼻かぜ
  • 頭痛
  • 肩こり
  • 筋肉痛
  • 手や肩の痛み

特に、発熱や悪寒などがあり、汗をかいていない状態のかぜの初期に用いられることがあります。

「かぜなら何でも葛根湯」というわけではなく、症状や体力などを考慮して使用することが重要です。

葛根湯を購入する場合

葛根湯の商品情報や用法・用量などを確認できます。

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※価格・在庫・販売条件などは各販売サイトでご確認ください。

葛根湯は「かぜのひきはじめ」に使われる

葛根湯は、かぜのひきはじめに使用される漢方薬として広く知られています。

一般用漢方製剤では、かぜの初期で、悪寒や発熱などがあり、まだ汗をかいていない状態などに用いられます。

そのため、かぜの症状がかなり進行してから葛根湯を使えば必ずよいというものではありません。

葛根湯はどんな人に向いている?

葛根湯は、一般用漢方製剤では「比較的体力がある人」に適する処方とされています。

一方で、体力が低下している人や、胃腸が弱い人などでは、使用前に相談が必要な場合があります。

また、葛根湯には麻黄や甘草が含まれているため、これらの生薬に関係する注意事項も確認する必要があります。

自分に適しているか分からない場合は、商品の添付文書を確認し、薬剤師または登録販売者に相談しましょう。

葛根湯の飲み方

葛根湯の用法・用量は、製品によって異なる場合があります。

市販の葛根湯を使用するときは、購入した商品の添付文書に記載されている用法・用量を守って服用してください。

漢方薬は食前または食間に服用する製品が多くありますが、製品ごとの指示を優先することが大切です。

漢方薬の食前・食間などの違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

漢方薬の飲み方を解説|食前・食間の違い、効果が出るまでの期間や飲みにくいときの工夫

葛根湯に副作用はある?

葛根湯も医薬品であるため、副作用が起こることがあります。

葛根湯には麻黄や甘草などの生薬が含まれているため、これらに関連する注意事項があります。

製品の添付文書では、発疹、発赤、かゆみなどのほか、動悸、不眠、発汗過多、頻脈、排尿障害などについて注意が記載されています。

また、重大な副作用として、偽アルドステロン症、ミオパチー、肝機能障害などについて注意が記載されています。

使用する製品によって記載内容が異なるため、実際の添付文書を確認してください。

葛根湯に含まれる「麻黄」に注意

葛根湯には麻黄が含まれています。

麻黄にはエフェドリン類が含まれるため、交感神経を刺激する作用などに関連して、動悸、頻脈、不眠などに注意が必要な場合があります。

特に、心臓病、高血圧、甲状腺機能障害、排尿困難などの診断を受けている人は、使用前に医師、薬剤師または登録販売者へ相談しましょう。

葛根湯に含まれる「甘草」にも注意

葛根湯には甘草も含まれています。

甘草は複数の漢方処方に使用されている生薬であるため、葛根湯と別の漢方薬を併用すると、甘草が重複する場合があります。

甘草を含む製剤では、偽アルドステロン症やミオパチーなどへの注意が必要な場合があります。

手足のだるさ、脱力感、筋肉痛、むくみなどが現れた場合には、服用を中止して医師の診療を受けるなど、添付文書の指示に従ってください。

漢方薬の併用については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

漢方薬の併用・飲み合わせ|一緒に使うときの注意点と生薬の重複

葛根湯を使用するときに相談したほうがよい人

葛根湯は、誰でも同じように使用できるわけではありません。

特に、次のような人は使用前に医師、薬剤師または登録販売者へ相談しましょう。

  • 医師の治療を受けている人
  • 妊婦または妊娠していると思われる人
  • 高齢者
  • 体が虚弱な人
  • 胃腸が弱い人
  • 高血圧、心臓病、腎臓病などの診断を受けている人
  • 甲状腺機能障害の診断を受けている人
  • 排尿困難がある人

特に葛根湯には麻黄が含まれているため、持病や体質によっては注意が必要です。

葛根湯と他のかぜ薬を一緒に飲んでもいい?

葛根湯と一般用のかぜ薬を併用するときは、自己判断で使用するのではなく、成分や注意事項を確認することが大切です。

一般用医薬品の中には、漢方処方や生薬を含む製品もあります。

また、複数の医薬品を使用すると、同じような作用を持つ成分などが重複する可能性があります。

葛根湯を使用しているときに別のかぜ薬を追加したい場合は、薬剤師または登録販売者に相談しましょう。

葛根湯を長期間飲み続けてもいい?

葛根湯は、症状や製品によって服用期間の目安が異なります。

市販の葛根湯を使用していても、症状が改善しないまま自己判断で長期間服用し続けるのは避けましょう。

商品の添付文書に記載された服用期間や、症状が改善しない場合の対応を確認してください。

長期間使用したい場合や、繰り返し症状が現れる場合には、医師、薬剤師または登録販売者に相談することが大切です。

葛根湯は「風邪なら誰でも使える薬」ではない

葛根湯は、かぜのひきはじめに用いられる代表的な漢方薬ですが、すべての人やすべてのかぜに適しているわけではありません。

比較的体力がある人の感冒などに用いられる処方であり、症状の現れ方や体質なども考慮する必要があります。

また、麻黄や甘草などの生薬を含むため、持病がある人や他の医薬品を使用している人は注意が必要です。

漢方薬は「証」も考えて選ぶ

漢方薬では、症状だけでなく、体力や体質、症状の現れ方などを総合的に考えて処方を選ぶという考え方があります。

このような状態を表す考え方の一つが「証」です。

葛根湯についても、一般用漢方製剤では「比較的体力がある人」という使用者の目安が設定されています。

漢方薬の「証」についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

漢方薬の「証」とは?|体質や症状に合わせた漢方薬の選び方を解説

葛根湯を購入する場合

葛根湯の商品情報や用法・用量などを確認できます。

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まとめ

葛根湯は、葛根、麻黄、桂皮、芍薬、甘草、大棗、生姜の7種類の生薬から構成される代表的な漢方処方です。

一般用漢方製剤では、比較的体力がある人の感冒、鼻かぜ、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛みなどに用いられます。

特に、かぜのひきはじめで、発熱や悪寒があり、汗をかいていないような状態に使用されることがあります。

一方で、葛根湯には麻黄や甘草が含まれているため、動悸や不眠などの症状や、偽アルドステロン症、ミオパチーなどに注意が必要な場合があります。

また、他の漢方薬や医薬品と併用する場合には、生薬や成分の重複にも注意しましょう。

葛根湯を使用するときは、「風邪だから葛根湯」と単純に考えるのではなく、自分の体質や症状、持病、使用している医薬品などを確認し、必要に応じて薬剤師や登録販売者に相談することが大切です。

参考資料

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