第3章「主な医薬品とその作用」は、登録販売者試験の中でも特に覚える内容が多い分野です。
これまでの記事で各分野を詳しく解説してきましたが、試験直前には「成分名」「作用」「副作用」「使用上の注意」を短時間で確認できるようにしておくと便利です。
この記事では、第3章で重要な内容を一問一答形式で50問にまとめました。
答えを隠しながら、自分で説明できるか確認してみましょう。
- 第3章重要語句一問一答50問
- 問1 かぜ薬
- 問2 解熱鎮痛成分
- 問3 抗ヒスタミン成分
- 問4 鎮咳成分
- 問5 去痰成分
- 問6 カフェイン
- 問7 制酸成分
- 問8 瀉下薬
- 問9 鉄製剤
- 問10 貧血
- 問11 循環器用薬
- 問12 高コレステロール改善薬
- 問13 痔核
- 問14 裂肛
- 問15 婦人薬
- 問16 血の道症
- 問17 鼻炎用点鼻薬
- 問18 鼻炎用点鼻薬の連用
- 問19 クロモグリク酸ナトリウム
- 問20 点眼薬
- 問21 人工涙液
- 問22 ステロイド性抗炎症成分
- 問23 ステロイドと感染症
- 問24 サリチル酸
- 問25 イオウ
- 問26 漢方処方製剤
- 問27 甘草
- 問28 偽アルドステロン症
- 問29 生薬
- 問30 附子
- 問31 消毒薬
- 問32 消毒薬の誤飲
- 問33 有機リン系
- 問34 カーバメート系
- 問35 ピレスロイド系
- 問36 ディート
- 問37 ディートの使用回数
- 問38 ディートの顔面使用
- 問39 一般用検査薬
- 問40 検出感度
- 問41 偽陰性
- 問42 偽陽性
- 問43 妊娠検査薬
- 問44 妊娠検査薬の判定
- 問45 妊娠検査薬の使用時期
- 問46 検査薬と受診
- 問47 医薬品の連用
- 問48 副作用
- 問49 成分の重複
- 問50 第3章の学習
第3章重要語句一問一答50問
問1 かぜ薬
かぜ薬は、かぜの原因そのものを治療する薬か?
答え:×
かぜ薬は、発熱、頭痛、鼻汁、咳などの症状を緩和する対症療法を目的とします。
問2 解熱鎮痛成分
アセトアミノフェンは、解熱鎮痛成分か?
答え:○
発熱や痛みを緩和する目的で用いられます。
問3 抗ヒスタミン成分
抗ヒスタミン成分には、眠気を生じるものがあるか?
答え:○
眠気を生じるものがあり、自動車の運転など危険を伴う機械操作に注意が必要です。
問4 鎮咳成分
鎮咳成分は、咳を鎮める目的で用いられるか?
答え:○
鎮咳成分は咳を鎮める目的で配合されます。
問5 去痰成分
去痰成分は、痰を排出しやすくする目的で用いられるか?
答え:○
痰を薄めたり、気道から排出しやすくしたりする目的で用いられます。
問6 カフェイン
カフェインには、中枢神経系を刺激する作用があるか?
答え:○
眠気を防ぐ目的などで配合されることがあります。
問7 制酸成分
制酸成分は、胃酸を中和する目的で用いられるか?
答え:○
胃酸を中和するなどして、胃酸過多による症状を緩和します。
問8 瀉下薬
瀉下薬は、便秘の改善に用いられるか?
答え:○
腸管の内容物を排出させることで、便秘を改善する目的で用いられます。
問9 鉄製剤
鉄製剤の服用により、便が黒くなることがあるか?
答え:○
鉄製剤では、服用後に便が黒くなることがあります。
問10 貧血
貧血用薬は、原因にかかわらずすべての貧血に自己判断で使用してよいか?
答え:×
貧血にはさまざまな原因があるため、鉄欠乏性貧血以外の可能性にも注意が必要です。
問11 循環器用薬
強心薬は、心筋の収縮力を高める作用を示すものがあるか?
答え:○
強心薬には、心筋の収縮力を高める作用を示すものがあります。
問12 高コレステロール改善薬
高コレステロール改善薬は、血中コレステロールが高い状態の改善を目的とするか?
答え:○
高コレステロール血症に伴う血中コレステロールの改善を目的として用いられるものがあります。
問13 痔核
痔核はいわゆる「いぼ痔」にあたるか?
答え:○
痔核は、一般にいぼ痔と呼ばれます。
問14 裂肛
裂肛はいわゆる「切れ痔」にあたるか?
答え:○
裂肛は、一般に切れ痔と呼ばれます。
問15 婦人薬
婦人薬では、月経や更年期などに伴う症状を対象とするものがあるか?
答え:○
月経異常、更年期障害、血の道症などに伴う症状を緩和するものがあります。
問16 血の道症
血の道症は、婦人薬を学習するうえで重要な用語か?
答え:○
婦人薬の対象症状を理解するうえで重要な用語です。
問17 鼻炎用点鼻薬
アドレナリン作動成分は、鼻粘膜の血管を収縮させる作用を示すか?
答え:○
鼻粘膜の血管を収縮させ、鼻粘膜の充血や腫れを抑える目的で用いられます。
問18 鼻炎用点鼻薬の連用
血管収縮成分を含む点鼻薬は、使う回数が多いほど安全に鼻づまりを改善できるか?
答え:×
過度に使用すると二次充血を生じ、鼻づまりが悪化することがあります。
問19 クロモグリク酸ナトリウム
クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー性鼻炎などに用いられる成分か?
答え:○
アレルギー性鼻炎などに用いられる成分です。
問20 点眼薬
点眼薬の容器の先端がまぶたやまつ毛に触れても問題ないか?
答え:×
容器の先端が触れると、薬液が汚染されるおそれがあります。
問21 人工涙液
人工涙液は、涙液を補う目的で用いられるか?
答え:○
目の乾きなどに対して、涙液を補う目的で用いられます。
問22 ステロイド性抗炎症成分
ステロイド性抗炎症成分は、炎症を抑える作用を示すか?
答え:○
炎症を抑える目的で外用薬などに配合されます。
問23 ステロイドと感染症
ステロイド性抗炎症成分を含む外用薬は、感染症を悪化させるおそれがあるか?
答え:○
免疫反応を抑える作用があるため、感染症を悪化させるおそれがあります。
問24 サリチル酸
サリチル酸には、角質軟化作用があるか?
答え:○
角質を軟化させる目的で用いられます。
問25 イオウ
イオウには、角質軟化作用があるか?
答え:○
イオウには角質軟化作用があり、皮膚用薬に配合されることがあります。
問26 漢方処方製剤
漢方処方製剤では、「証」を考慮することが重要か?
答え:○
体質や体力などを考慮した「証」が重要です。
問27 甘草
甘草の過量・長期使用などでは、偽アルドステロン症に注意する必要があるか?
答え:○
甘草を含む製剤の使用では、偽アルドステロン症に注意が必要です。
問28 偽アルドステロン症
偽アルドステロン症では、低カリウム血症が生じることがあるか?
答え:○
低カリウム血症、血圧上昇、むくみなどがみられることがあります。
問29 生薬
生薬製剤では、複数の生薬が配合されることがあるか?
答え:○
複数の生薬を組み合わせた製剤があります。
問30 附子
附子は、漢方処方製剤を学習する際に重要な生薬の一つか?
答え:○
附子を含む処方と含まない処方の違いなどを整理しておくことが重要です。
問31 消毒薬
消毒薬は、どのような対象にも同じ方法で使用できるか?
答え:×
消毒薬は、対象や目的、使用方法などに応じて適切に使用する必要があります。
問32 消毒薬の誤飲
消毒薬を誤飲した場合には、製品の表示や専門家の指示などを確認して適切に対応する必要があるか?
答え:○
消毒薬には人体に有害なものもあるため、誤飲時には適切な対応が必要です。
問33 有機リン系
有機リン系殺虫成分は、コリンエステラーゼを阻害するか?
答え:○
コリンエステラーゼを阻害し、昆虫の神経伝達に影響を及ぼします。
問34 カーバメート系
カーバメート系殺虫成分によるコリンエステラーゼ阻害は可逆的か?
答え:○
有機リン系との違いとして、可逆的な阻害であることを覚えておきましょう。
問35 ピレスロイド系
ピレスロイド系殺虫成分は、昆虫の神経系に作用するか?
答え:○
昆虫の神経系に作用する代表的な殺虫成分です。
問36 ディート
ディートを含有する忌避剤は、生後6か月未満の乳児には使用を避けるか?
答え:○
生後6か月未満の乳児には使用を避けます。
問37 ディートの使用回数
ディートを含有する忌避剤は、2歳以上12歳未満では1日1~3回までとされているか?
答え:○
2歳以上12歳未満では1日1~3回までとされています。
問38 ディートの顔面使用
ディートを含有する忌避剤は、12歳未満の小児の顔面に使用できるか?
答え:×
生後6か月以上12歳未満の小児では、顔面への使用を避けます。
問39 一般用検査薬
一般用検査薬は、疾病を確定診断するためのものか?
答え:×
健康状態を把握し、必要に応じて医療機関への受診につなげるために用いられます。
問40 検出感度
検査薬では、検出できる対象物質の濃度に関する性能が重要か?
答え:○
検出感度や検出限界など、検査性能について理解しておくことが重要です。
問41 偽陰性
実際には対象物質が存在するのに陰性となることを偽陰性というか?
答え:○
「あるのに陰性」が偽陰性です。
問42 偽陽性
実際には対象物質が存在しないのに陽性となることを偽陽性というか?
答え:○
「ないのに陽性」が偽陽性です。
問43 妊娠検査薬
妊娠検査薬は、尿中のhCGを検出するか?
答え:○
尿中のhCGを検出することによって、妊娠の可能性を調べます。
問44 妊娠検査薬の判定
妊娠検査薬が陽性なら、正常な妊娠まで確定できるか?
答え:×
陽性結果だけでは正常な妊娠であることまでは確認できません。
問45 妊娠検査薬の使用時期
一般的な妊娠検査薬は、月経予定日を過ぎてすぐに使用するものか?
答え:×
一般的な妊娠検査薬では、月経予定日が過ぎて概ね1週間目以降を目安とします。
問46 検査薬と受診
検査結果が陰性であれば、月経の遅れが長く続いていても受診する必要はないか?
答え:×
陰性でも月経遅延が著しい場合などには、医療機関への受診が必要となることがあります。
問47 医薬品の連用
一般用医薬品は、症状が改善しなくても自己判断で長期間使い続けてよいか?
答え:×
症状が改善しない場合や長引く場合には、医療機関への受診を検討することが重要です。
問48 副作用
医薬品の副作用は、誰に使用しても必ず同じように現れるか?
答え:×
副作用の現れ方には個人差があり、使用者の状態や使用方法なども関係します。
問49 成分の重複
複数の一般用医薬品を使用すると、同じ成分が重複する可能性があるか?
答え:○
かぜ薬や鼻炎用薬などには複数の成分が配合されているため、併用時には成分の重複に注意が必要です。
問50 第3章の学習
第3章では、成分名だけでなく、作用・副作用・使用上の注意まで関連付けて覚えることが重要か?
答え:○
第3章は、成分名だけを暗記するのではなく、「何に使う成分か」「どのように作用するか」「何に注意するか」をセットで覚えることが重要です。
試験直前に確認したい重要語句
| 用語 | ポイント |
|---|---|
| 対症療法 | 症状を緩和する治療 |
| 抗ヒスタミン成分 | 眠気に注意 |
| 血管収縮成分 | 鼻づまり改善・連用による二次充血に注意 |
| 甘草 | 偽アルドステロン症に注意 |
| 証 | 漢方処方製剤では体質・体力などを考慮 |
| サリチル酸 | 角質軟化作用 |
| 有機リン系 | コリンエステラーゼ阻害 |
| カーバメート系 | 可逆的なコリンエステラーゼ阻害 |
| ピレスロイド系 | 昆虫の神経系に作用 |
| ディート | 年齢別の使用制限 |
| 偽陰性 | 存在するのに陰性 |
| 偽陽性 | 存在しないのに陽性 |
| hCG | 妊娠検査薬で検出するホルモン |
第3章を仕上げるための覚え方
第3章では、単語だけを覚えるよりも、関連する知識を一つのまとまりとして覚えると整理しやすくなります。
例えば、
抗ヒスタミン成分 → 眠気 → 自動車運転に注意
血管収縮成分 → 鼻粘膜の血管収縮 → 鼻づまり改善 → 連用による二次充血
甘草 → 過量・長期使用など → 偽アルドステロン症 → 低カリウム血症など
ディート → 年齢 → 使用回数・顔面使用の制限
一般用検査薬 → 検査結果 → 偽陰性・偽陽性 → 必要に応じて受診
というように、「成分・用語」から「作用・注意点」までつなげて覚えることがポイントです。
まとめ
第3章では、非常に多くの医薬品や成分が登場します。
しかし、すべてを単独の知識として暗記する必要はありません。
「成分名」「作用」「副作用」「使用上の注意」「受診勧奨」を関連付けて整理すると、正誤問題にも対応しやすくなります。
特に試験直前には、今回の50問を使って、自分が説明できない項目を洗い出しておきましょう。
間違えた問題については、その成分や分野の記事に戻って確認することが、第3章の得点力を高める近道です。
参考資料
・厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和8年4月一部改訂)」
・厚生労働省「登録販売者試験」
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