キヌアという食べ物を見たり聞いたりしたことがありますか?
近年スーパーフードという単語とともに注目されており、米と一緒に炊いたり、キヌア単体で炊いたりして食べられることが一般的です。
今回はキヌアについて解説します。
キヌアって何?
名前は聞いたことがある、売ってたのを見たことがある。でも食べたことはない。そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ではキヌアとはどんな食べ物でしょうか。名前から想像するのは容易ではないですね。日本にはなかなかない言葉の響きです。キヌアは「ヒユ科アカザ亜科」の植物で、ホウレンソウやビーツなどの仲間です。
見た目の違いから意外に感じるかもしれませんが、それは食用部位が異なるからです。キヌアは種子、ホウレンソウは葉が食用部位です。西洋種のホウレンソウの種を見ると仲間だということがわかりやすいかもしれません。
高山地帯のアンデス地域原産で、ペルーなど原産地では昔から主食として食べられてきました。冷涼小雨な地域でもよく育つため、寒く降雨量も少ない高山地域では喜んで栽培されたことでしょう。ホウレンソウも寒い地域で生育すると、柔らかく美味しくなるります。適合する栽培環境の特徴が似ていますね。
米のように主食として食べることもできますが、それ以外にもサラダ、スープ、生地に混ぜてお菓子にするなど様々な食用方法があります。
キヌアは栄養価が高いスーパーフードの仲間!
スーパーフードとはよく聞く言葉ですが、簡単にいうと栄養素が特別多く含まれていたり、栄養バランスにとても優れた食品を指します。
キヌアに多く含まれる栄養素
キヌアに多く含まれる栄養素は以下のものがあります。
・カルシウム
・食物繊維
・鉄分
・マグネシウム
・カリウム
・フラボノイド
・ビタミン
オールラウンダーのキヌアは価格も高い?
キヌアを食べる際には白米同様炊くことが多いです。炊いたキヌアのカロリーは100gあたり120kcalとなります。炊いた白米は100gあたり168kcalで、炊いた玄米は165kcalです。
同じ量でもカロリーが少なくなります。白米の一部をキヌアに置き換えることで、約30%のカロリーカットが可能になります。
それだけ身体にも良いとされている商品ですから、買いに行こうとスーパーや輸入商品を取り扱うお店に足を運んだことがある方もいらっしゃることでしょう。そして売り場でやっと見つけたキヌアのパッケージを見るとどうでしょう。
私の第一印象は量の割に金額が高いなと感じました。
しかしキヌアは炊くことで本領を発揮します。白米より膨張率が高いので炊いた後のキヌアは物理的に量が増えます。
結果的に食べられる量が増えるため、100gあたりの価格で見ると他の雑穀などと同程度の価格域におさまります。
キヌアの糖質量について
GI値が低いため糖質の吸収と血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
優秀なスーパーフードであるキヌアについて、少しでも皆さんの知識の糧になりましたら幸いです。